初めての入院は何をどれだけ用意すればいいのか悩みますよね。
- 初めて入院する方
- 短期間の入院を控えている方
- 入院荷物をどのくらい持って行けばいいか悩んでいる方
私は卵巣腫瘍の手術のため9日間の手術入院をしたことがあります。
その時に持って行ってよかったものや、持って行けばよかったと思ったものを紹介します。
前置き:わたしの入院時の状況
本題に入る前に私が入院した当時の状況をお伝えします。
- 入院も手術も初めて
- 入院期間は9日間
- 卵巣境界悪性腫瘍疑いのため開腹手術
- 病室は個室
- コロナ禍
病室は個室希望を出していましたが、入院二日前の時点で個室の空きがなく大部屋になる可能性があると聞いていました。
ですが実際入院当日になったら個室の空きが出たようで希望通り個室に入院することができました。
また、コロナ禍だったのでお見舞いは不可でしたが、必要なものがあれば家族から持ってきてもらい看護師さん伝いに受け取ることは可能でした。
短期間入院、開腹手術の方のお役に少しでもたてればいいなと思います。
入院に必要なもの
入院前に病院から入院の案内が渡されると思います。
そこに入院に必要な持ち物リストがあるのでよく確認して自分に必要なものを準備しましょう。
ちなみに下記のようなものが記載されています。
入院生活で必要なもの
- 箸、スプーン等
- 下着
- パジャマ
- タオル
- 室内履き
- ティッシュペーパー
- 洗面用具(歯ブラシ、洗顔、お風呂セット)
- イヤホン(大部屋の場合)
- マスク
- 紙おむつ廃棄用ビニール袋
わたしは入院中に洗濯をしなくていいよう下着は入院日数分、タオルは洗顔用を入院日数分、入浴用を入浴予定日数分用意しました。
婦人科から指示のあった持ち物
- 半袖シャツ・タンクトップ・キャミソール等
- 生理用ナプキン(普通用)
半袖シャツ等は病衣の中に着るためのものです。
私は無印良品の綿100%のタンクトップとフレンチスリーブを持って行きました。
生理用ナプキンは普通の日用を1袋持って行きましたが途中でもう1袋追加しました。
入院前、看護師さんに「ナプキンは1袋あれば十分」と言われたのですが、交換の頻度や量も個人差があるので難しいところです。
- 腹帯 … 2枚
- 紙おむつ … 1枚
- フェイスタオル … 1枚
腹帯とおむつは病院の売店で購入できました。
手術後に腹帯を使わない病院もあるようです。
私は腹帯をしていてかなり安心感があり、退院後も数か月腹帯をしていました。
入院に持って行ってよかったもの
私が実際にこれは持って行ってよかった!と思ったものを紹介します。
クレンジングタオル
これがあると洗顔時に普通のタオルを使う必要がない!
使ったら捨てればいいので洗濯物が減るし、その分のタオルを持って行く必要もないです。
100均でも販売されているので1袋持って行くと便利ですよ。
私は心配性で洗顔用にハンドタオルも用意して行きましたが不要でした。
置時計

ベッドのテーブルに置いておくとパッと時間が確認できる。
病室に壁掛時計もありましたが。
でも私の使っているニトリの置時計は日にち、曜日、室温、湿度もひと目で確認できるので「部屋めっちゃ乾燥してるなー」とかもわかってよかったです。
S字フックとトートバッグ

ベッドわきの落下防止柵にS字フックでトートバッグをかけて使用していました。
トートバッグに使用頻度の高いものを入れておけば、ベッドから立たなくても物を取り出せるので便利です。
私もプラスチック製のがよかったけど100均で探した時に見当たらなかったのでトートバッグにしました。
プラスチック製のカゴの方が物の出し入れが楽そうなんですよね。
泡ボディーソープ
ポンプ式で泡で出てくるボディーソープを持って行きました。
泡で出てくるので手で体を洗うことがでます。
泡立てる手間もゴシゴシタオルも不要です。
私の場合はもともと家でもゴシゴシタオルは使わず、石けんを泡立てボールで泡立てて手で体を洗っていたので不便さは全くありませんでした。
病院のお風呂の使用は予約制で、私が入院した病院は基本1回20分という時間制限がありました。
20分なんて手術を終えて数日の人間には結構、いや、かなりハード。
毎回時間がオーバーしないようにと必死でした。
あまり時間がないからこそ泡ボディーソープは時短になって便利でした。
1000円札
私は1000円札を10枚持って行きました。
何故かというと病院ではテレビ、洗濯機、乾燥機、電子レンジ、冷蔵庫がテレビカードで利用できるようになっていたからです。
テレビカードは1枚1000円。
私の場合テレビカードはテレビでのみの使用で入院中1枚で済みました。
洗濯はしないでいいように着替えやタオルを入院する日数分持って行っていましたし、
冷たい飲み物が欲しい季節ではなかったので冷蔵庫も使いませんでした。
テレビカード以外に、自動販売機で飲み物を買うのにも1000円札が役に立ちました。
手術後に病棟の外に出られるようになるのは入院期間の最後の方だけだったので売店には行けず、飲み物は病棟にある自動販売機で買っていました。
自動販売機だと1000円札より大きいお札は対応していないものがほとんどなので1000円札を用意しておいてよかったです。
紙コップ

ペットボトルの飲み物を紙コップに入れて飲んでいました。
紙コップで飲むためペットボトルに直接口をつけなくてよいので衛生的です。
紙コップは1日1回新しいものに交換していました。
洗わずに捨てることができてとても便利でした。
発泡紙コップ(お店でホットの飲み物を入れてくれる外側がモコモコした紙コップ)のような断熱性のあるものだと熱い飲み物でもOKです。
普通の紙コップ、発泡紙コップどちらも100均で手に入りますよ!
よくペットボトルの口の部分につけるストロー付きのキャップが入院グッズで紹介されているのを目にします。ベッドに寝た状態だと便利かもしれませんが、私は夜眠る時以外はほとんどベッドから起き上がっていたので紙コップで問題ありませんでした。
というのも、ベッドに寝転んだり起き上がる動作をすると手術の傷が痛いので起き上がっている時間が多かったからです。
それにストロー付きキャップは洗わないといけないので私は紙コップにしてよかったと思いました。
カーディガン

ちょっと肌寒い時にカーディガンなど羽織れるものがあると良いです。
もちろん病院内なのでエアコンも入っていますが大部屋だと自由に調節もできないと思うので。
私は個室利用でしたがタンクトップと病衣だけでは少し肌寒いと感じることが多く持って行ったボアカーディガンが活躍しました。
くつ下
病院で指定された入院時の履物が「かかとを覆う靴」でした。
(スリッパやサンダルは脱げやすく、転倒の危険があるので不可)
なので履きやすいスニーカーを用意したのですが、スニーカーを素足で履いて病院内を歩いたその足でまたベッドに入ったり、お風呂で体をキレイにしたのに素足でスニーカーを履かなければいけないことに若干抵抗がありました。
なのでくつ下を3足持って行き、スニーカーを履くときは靴下を履き、ベッドの上では靴下を脱いで過ごしていました。
くるぶし丈のくつ下が脱ぎ履きしやすくてよかったです。
入院に持って行けばよかったと思ったもの
ここからは私が入院してみて持ってくればよかったと思ったものを紹介します。
割り箸・使い捨てスプーン等

私はダイソーで手に入れたお弁当用の箸、スプーン、フォークのセット持って行きました。
ですが手術後の体で箸とスプーンだけでも洗うのが面倒でした。
それに食器を洗うために食器用洗剤とスポンジも持って行くことになってしまいます。
使い捨てのものを使うより環境にはいいかもしれませんがこんな時くらい使い捨てでもよかったなと思いました。
なのでもし次があるなら絶対割り箸や使い捨てのスプーンにしようと思います。
ヘアゴム
病院の病衣は甚平のような感じだったので洗顔時に袖をまくるのが大変でした。
なのでヘアゴムがあると袖を簡単に留めることができるので「持って来ればよかったー」と入院初日に思いました。
翌日手術付き添いで来る親に持ってきてもらったのでその後は袖にイライラせず過ごす事ができました。
バスタオル
入院初日、一晩寝てみて気付きました。
病院の枕がめちゃめちゃ硬い!
そば殻のような感じの硬さで、ふかふか柔らかい感じはまったくありませんでした。
普段ふかふかの枕を使用していたせいか、枕が硬すぎて頭が痛かったです。
なのでこちらも手術付き添いで病院に来る親にお願いしてなるべくふかふかで厚手のバスタオルを持ってきてもらい枕に敷くことで難を逃れました。
普段使っている枕を持参できる場合は持っていくのがおすすめです。
ただかなり荷物になることと、病院によっては持ち込み不可の場合もあるので枕を持ち込みたい場合は病院に確認してください。
【番外編】いらなかったもの
番外編として、入院時持って行ったけれど使わなかったものを紹介します。
イヤホン

私は入院当日まで部屋が個室になるか大部屋になるかわかりませんでした。
大部屋になった時のために一応イヤホンを用意して行きましたが運よく個室の空きがでたので個室に入院しました。
個室だとテレビを見るときイヤホンをしなくてもよいので持って行きましたが一度も使用しませんでした。
無駄になってしまいましたがダイソーで100円だったイヤホンなのでまぁいいかという感じでした。
病院の売店にもテレビ用にイヤホンが販売されていますがダイソーと比べると少々お高いです。
でも無駄になるのが嫌なら現地調達も出来るので持って行かなくても大丈夫です。
ペーパータオル

手を拭いたり、洗った食器を拭いたりする用にタオルを使うのは荷物も洗濯物も増えるのでペーパータオルを持って行きました。
しかし病室に備え付けのペーパータオルがあったので自分で用意したものは全く使いませんでした。
そもそも病院だし、コロナもあったのでペーパータオルがある所が多いのかもしれません。
延長コード
長期入院をしていた人に聞いたら延長コードがあったほうがいいと言われたので持って行きました。
ですが私の持っていたスマホ充電器のコードがそこそこ長かったので延長コードを使わなくても平気でした。
しかしその病院、病室によってコンセントの位置が違うので心配な場合は用意をしておいたほうがいいでしょう。
入院して体が元気じゃない時にコンセントが遠いってとっても不便だと思うので。
陶器のマグカップ

いつも家で使っているマグカップを持って行きましたが、初日に温かい飲み物が飲みたくて1度使っただけでした。
手術後はわざわざ給湯室にお湯を入れに行くのも大変だし、洗うのも面倒、しかも慣れない病室で割ってしまいそうだったので使いませんでした。
マグカップではなく紙コップだけでよかったです。
耐熱性の紙コップだったので温かい飲み物にも対応していたのでいらなかったなと思いました。
まとめ
ほとんどの方は入院する機会はあまりないので入院準備は何を持って行くべきか悩みますよね。
必需品に加えて、持って行ってよかったものや不要だったものをまとめました。
レンタル品の活用や、紙コップ・割り箸など使い捨てアイテムで負担を軽減したり。
カーディガンや靴下で快適に過ごせるようにしたり。
病院設備や個室・大部屋の状況に応じた準備が大切です。
この記事が入院を控えている方の参考になれば嬉しいです。
