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【感想】三宅香帆 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない

読書初心者【感想】三宅香帆 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
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推しはいますか?

アイドル、アーティスト、俳優、アニメ、漫画などなど。


私にも推しがいます。


推しについて語るのって楽しい!誰かに話したい!

でも誰かに話すのって、文章に書くのって意外と難しい。



そんな風に感じている方にオススメの本を紹介します。

「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない


この本の著者は文芸評論家の三宅香帆さん。

日本テレビ「シューイチ」などテレビでコメンテーターとして出演されているのをちょこちょこお見かけます。

他に『人生を狂わす名著50』や『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』などの著書があり、タイトルを聞いただけで気になってしまうものが多くあります。

この本を知ったきっかけは村上信五くんのラジオ

この本を知ったのは毎週聴いている文化放送のラジオ「村上信五くんと経済クン」がきっかけです。

このラジオのパーソナリティである村上信五くんの初の著書『半分論』を特集した回に三宅香帆さんがゲスト出演されていました。


その際にこの『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』のお知らせをされていました。


その本のタイトルを聴いた時に「それ、私の事!!」って思ったのがきっかけでした。

かあゆう

「やばい」とか「かわいい」しか出てこないんですよね


私はSNSやブログでライブの感想を書いたりという事はしていません。ですが、一緒にライブに行った友人と帰り道で感想を語り合ったり、LINEで報告し合ったりという場面でこれを実感していました。

せっかくあんなに楽しかったライブを、推し活を、もっと分かち合いたい!
でも言葉が出てこない。「推しがかわいい!」の一言で終わりたくない!

そんな思いでこの本を手に取りました。

本を読んでわかったこと

他人の感想を見る前に自分の感想をメモする

ほんとにこれは一番大事だと思いました。


ライブのあと、すぐSNSを開いて他人の感想を見ていませんか?

他人の感想を見てしまうとその他人の感想に寄っていってしまう。
そして純粋な自分の感想はどこかにいってしまう。

かあゆう

これ、身に覚えがありまくりです


他人の感想がいつの間にか自分の感想のようになっていたりするんですよね。
「他人の感想に共感したらそれも自分の感想」っていうのちょっと違うかなと思うんですよね。
他人の感想はやっぱり他人の感想でしかないと思うので。

だから誰かの感想を見る前に自分の感想をメモしておくことが大事。

自分がライブを見て感じた純粋な感想。
自分の純度100%の感想をメモして残してから他人の感想に触れるようにしようと思いました。

本書では具体的にどのようにメモをするのか紹介されています。
実際にそれを意識してメモをしてみて、本書のタイトルにある『「やばい!」しかでてこない』を抜け出せるかも!と感じました。

ありきたりな言葉ではなく細かく具体的に

ありきたりな言葉としては本書のタイトルに入っている「やばい!」や、「よかった」、「かわいい」あたりの言葉を私はよく使ってしまいます。


「この推しの画像やばい!」

「この曲のMVすごくよかった!」


こんな感じで感想が終わってしまって伝わらないし広がらない。
だからこの「やばい!」や「よかった!」を具体的にすることが自分の感想を作るために必要。



「この推しの画像がやばい!」
ではなく具体的に推しのどこがどうやばいのか。衣装?表情?など。


「この曲のMVすごくよかった!」
ではなくMVのどの場面が?演出?ストーリー?などどうよかったのか。


私もライブの感想をメモする時にこれを参考にしてメモしました。
「○○の曲の○○系の衣装はヲタクの好物だからよかった」とかw


本書では推しについて「しゃべる」「SNSで発信する」「文章に書く」についても具体的に書かれています。

実践してみた

実際に推しのライブの感想を私より先にツアーに参加した友人にLINEしました。

いつもだと、「ここがかわいかった!」とか「めっちゃ楽しかった!」で終わってしまう事が多いです。

でもライブ直後にメモをしていたのでいつもより少しだけ具体的に感想を伝えられて、楽しく語り合えました。

まとめ:「好き」の言語化ができるともっと楽しい!

私はそもそも語彙力も文章力もないです。
だからこそ本書のタイトルにひかれたと思います。

でも推し語りに必要なのは、語彙力や文章力ではなく「コツ」だといいます。

今後も意識して「好き」を言語化できたら、今まで以上に友人と語り合う時間が楽しくなりそうです。


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